伊藤まさひろ世事感懐

新型コロナワクチンの確保を

先般行われた千葉県知事選挙において、我が自民党が推す関政幸候補は大勢の県民の支持を得ましたが、残念ながら当選に届きませんでした。関候補に1票を投じてくれた有権者の皆様に厚く御礼申し上げます。

ワクチン接種の開始で、新型コロナウイルス感染症の終息が期待されていますが、それに逆行するように、全国各地で感染患者が増加しています。宮城県や仙台市、山形県が独自の緊急事態宣言を発出するなど、これまで比較的、患者発生が穏やかだった地域でも患者数が増加しています。

3月26日には全国で2026人の感染が確認されました。2000人を超えるのは2月6日以来です。4日連続で300人を超えた東京都の小池知事は、「2週間後は、東京の場合、(感染者が)1000人いってもおかしくない流れになっている」と危機感を露わにしています。千葉県では新たに前の週を上回る135人の感染が分かるなど、油断できない状況です。

感染リバウンドの警鐘が鳴らされているにも関わらず、陽気に誘われたのか、花見の名所などはたくさんの人出だったそうです。新型コロナウイルス封じ込めのために、一人ひとりの自衛が改めて求められています。

市町村への当面のワクチン配分方法が決まりました。4月5日の週に千葉市に届けられるのを皮切りに、4月19日の週までに県内17市に届けられます。特に人口が多い千葉市や船橋など5市には195瓶入りワクチン2箱、その他の12市には1箱ずつとなっています。さらに4月26日の週には54市町村に1箱ずつ届けられます。

医療関係者への接種に続いて、いよいよ高齢者への接種が開始されますが、ワクチン配分を受ける市町村の中には、複雑な感想を述べる担当者もいます。届いたワクチンを誰に接種するかは市町村に委ねられますが、1箱975回分では市内の対象高齢者の数に遠く及ばず、「どのような形で接種を開始したらいいか」と頭を悩ましています。

5月以降に供給量が増え、6月末までに全国の高齢者3600万人分の供給を完了すると国は説明していますが、EUが輸出規制を強化するなど各国でワクチンの争奪戦になっていて、我が国が予定通りの数量を確保できるのかという懸念も生じています。ただでさえ諸外国と比べて、日本の接種は遅れが目立っています。スケジュール通り、速やかに国民への接種が行われるよう、製薬会社としっかりとした契約を行い、ワクチン確保を確実なものにすることが求められています。