伊藤まさひろ世事感懐

12月県議会一般質問

寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。風邪などひかぬようご自愛ください。

さて、今年最後の12月定例県議会が12月22日まで開催されました。この議会で私は今年の2月定例県議会に引き続いて登壇し、一般質問を行いました。最初にデビューまであと3年に迫った千葉県の米の新種を取り上げ、その取り組み状況を尋ねました。農林部長のご答弁では今後、JAグループや集荷団体など関係団体と協議を進め、生産・販売方針や名称決定の方法などについて検討するとのことでした。平成33年秋のデビュー目指して作業が着々と進められているようです。

開発中の新品種は稲の倒壊に強く、コシヒカリより多い収量が期待されるというメリットがあり、デビューが待たれるわけですが、消費者に購買してもらうには続々登場する他県の新品種に味の面で優位に立たなければなりません。食味評価の専門機関「日本穀物検定協会」による平成28年産米の評価は「A」ということでした。本県産コシヒカリと同等、あるいはそれを上回る評価でした。

ただ、同協会の評価には最高ランクとして「特A」があります。平成28年産米は新潟・魚沼産の「コシヒカリ」、北海道の「ユメピリカ」、大分の「ひとめぼれ」など44品種が「特A」評価を受けています。「千葉県が誇れる、フラッグシップになれるブランド米を開発して、そのお米が品評会などでグランプリを獲得すれば、千葉のお米は日本一と胸を張れる」として、「特A」獲得を目指して取り組んでいただくよう県の担当者に要望させていただきました。

国道51号と県道佐倉印西線が交差する神門交差点改良についても質問しました。県道に歩道がなく渋滞が目立つ交差点で、右折レーン及び歩道設置のための改良計画が進められています。歩行者の安全と交通の円滑化に向けて用地買収交渉を進めていただき、交差点改良が早期に実現できるようお願いしました。

このほか、鹿島川と高崎川の河川改修について、工事の進捗状況を尋ねました。県土整備部長のご答弁によりますと、延長5.4㌔㍍の区間で1時間当たり50㍉㍍の雨が降っても溢水しないよう改修が進められていますが、これまでに3.1㌔㍍の改修が完了したということです。速やかに工事が完了し、水害に強い街づくりに寄与できますよう期待をしています。