伊藤まさひろ世事感懐

2020年、新ブランド米デビューへ

2月定例県議会本会議で登壇し、一般質問を行いました。農業問題や印旛沼の水質浄化と環境問題、印旛沼とその周辺の治水対策、道路問題について質問しましたが、森田知事をはじめ県執行部の皆さんに丁寧なご答弁をいただき感謝しております。

農業問題では農林総合研究センターが開発に努めている米の新品種についてうかがいました。山形県の「つや姫」を先駆けに、ブランド米が次々と登場しています。新米味覚審査会の「米のヒット甲子園」では岩手県が開発した「銀河のしずく」が大賞に輝きました。全国一の米どころで、コシヒカリの最高峰「魚沼産コシヒカリ」で有名な新潟県からも新たなブランド米「新之助」が今年、お目見えするそうです

本県でもポストコシヒカリの新ブランド米の登場が待たれるところですが、農林部長のご答弁では、「コシヒカリより品質・食味に優れた新品種の開発に取り組んでおり、昨年度までに有望系統を一つに絞り込んだ」ということです。植え付け時期や施肥方法を探るため、実際に植え付け試験が行われましたが、新品種候補はコシヒカリよりも収量が多く、稲が倒れにくいなどの優れた特性があることが確認されました。

期待される新ブランド米ですが、2020年秋のデビューを目指して、全力で取り組まれているそうです。2020年と言えば東京オリンピック・パラリンピックが開催される年。ぜひとも全国の食通をうならすような素晴らしいブランド米が登場してほしいものです。

道路問題では主要地方道佐倉印西線の佐倉市内での渋滞を緩和するために進められている田町バイパスを取り上げ、進捗状況などを聞きました。県土整備部長の説明では、佐倉市田町の国道296号から岩名運動公園に至る1.5㌔㍍で、現道拡幅やバイパス整備が進められており、バイパス区間の1.0㌔㍍については、交差する鉄道の事業者との調整をしつつ、交差部の検討や接続する道路の設計を実施しているところだそうです。

鉄道交差部の計画が具体されれば、バイパス事業は大きく前進します。早期の計画具体化を要望しました。