活動報告

伊藤まさひろ世事感懐

平成28年7月 一宮町で五輪サーフィン競技開催へ

国際オリンピック委員会(IOC)の総会が、五輪開幕前のブラジル・リオデジャネイロで行われ、2020年東京五輪の種目にサーフィンを追加することを正式決定しました。大会組織委員会は競技会場として一宮町をIOCに提示しており、幕張メッセで開催されるフェンシング、レスリング、テコンドーに続いて、4つ目の競技が千葉県で開催されることが有力になりました。千葉県のスポーツや観光振興からもこんなにうれしいことはありません。

サーフィン競技の会場誘致には本県のほか福島、茨城、東京、神奈川、宮崎など8都県が名乗りをあげ、激しい誘致合戦が繰り広げられてきました。一宮町の釣ケ崎海岸には年間を通してサーフィンに適した波があり、ここで数々の国際大会が開催されてきた実績を町はPRし、いすみ市とともに誘致に努めてきました。

一宮町に住み、昨年のサーフィン全米オープンで日本人初優勝を果たしたプロサーファーの大原洋人さんも「カリフォルニアの波と釣ヶ崎海岸の志田下ポイントの波は似ている」と話すなど、一宮海岸の波は定評があり、世界チャンピオンを決める世界最高峰の大会WCT(ワールド・チャンピオンシップ・ツアー)がこれまでに6回開催されています。加えて東京・有明の選手村から車で約1時間、成田空港にも近い地理的な好条件から、大会組織委員会はサーフィン競技の会場として、一宮町をIOCに提示しました。

IOC総会ではサーフィンを初めとして野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミングの5競技を追加種目とすることが満場一致で採択されました。競技はダイナミックな演技が披露されるショートボード。男女20人ずつ、計40人の世界のトップサーファーが演技を繰り広げます。組織委員会がIOCに提示した会場案は12月に開催されるIOC理事会で承認される見通し。先に来日したIOC調整委員会のジョン・コーツ委員長がサーフィンは千葉県での開催が有力と述べており、一宮町で初のオリンピック種目としてのサーフィン競技が開催されることがほぼ決まったと言ってもいいでしょう。

一宮町を訪れるサーファーは年間60万人。同町はコーチが常駐するサーファーの交流施設整備を計画するなど、サーフィンによる町おこしを進めてきましたが、オリンピックのサーフィン競技が同町で開催されれば世界にその名を売り込むまたとないチャンスです。世界中から選手や観客が集まります。周到に準備し、立派な競技会場を用意していただきたいと思います。

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