伊藤まさひろ世事感懐

立て直そう、日本!

衆院選挙が行われ、およそ3年ぶりに国民はわが自民党に政権を託しました。自民党には国政運営の長い経験と、集約された知識、知恵があります。必ずや、停滞した日本を立て直し、国民の暮らし向上を実現することを約束します。

今回の衆院選は、過去3年間の民主党政権の国政運営が問われる選挙といわれていました。民主党は前回衆院選で、高速道路の無料化、こども手当て、農家個別保障、ガソリン税廃止などをマニフェストに並べて政権の座につきましたが、夢の話で終わった公約も多く、国民を失望させました。

国政運営に不慣れな民主党政権は外交でも失点を重ねました。前回衆院選で、当時の鳩山民主党代表は、沖縄の普天間飛行場は最低でも県外移設が望ましいと公約しました。その後の迷走ぶりは皆さんご承知の通りです。

尖閣諸島、竹島の領土問題でも中国、韓国の攻勢になんら有効な対抗手段を打ち出せないままでした。党内での意見対立が頻発、国民やマスコミからは「素人政治はもうたくさん」との声が上がっていました。

今回の選挙で、民主党政治の失点を取り返す使命を託された自民党は、決意を新たにしています。野に下っていた3年間、自民党は「国民に十分、説明を尽くしたか」「ひとりよがりになっていなかったか」などと反省し、国民の期待にこたえる政党の姿を模索してきました。「かつての自民党と変わったのか、これから国民の厳しいチェックがある」と、安部総裁も気を引き締めています。

景気・雇用対策、原発問題、社会保障、被災地復旧・復興など重要な政策課題がたくさん控えていて、国政は待ったなしです。自民党は早急にそれぞれの課題に真正面からぶつかり、日本を立て直していきます。